今夜も酒を飲みながら ふらり ふらりと千鳥足  明日はどこの山行こうか

10/8飯豊本山

青空道楽のメンバーにも写真を送っていただきました。入り口は一番下にあります。

2011/10/8~10 飯豊本山・大日岳

8月に大朝日小屋でお会いし、一晩管理人の安部さんと盛り上った「青空道楽」のメンバーが飯豊山に来るとの連絡を受けた。飯豊は今回が初めてで百名山めぐりの97番目に当たるらしい。私の日程も合うし、ここは御一緒して飯豊の先輩として知ったかぶりするしかあるまい、なんちゃって~・・・
8日朝4時に目覚ましがけたたましく鳴り響き、二日酔いの中お目覚め。前の日、友達との深酒でアルコールで蝕まれた体をやっとの思いで目覚めさせる。朝食を取り、食材をザックに押し込めて5時前には出発。途中コンビニでオニギリを買い込み待ち合わせの大日杉小屋へ着くとメンバーは朝食を取っている最中、しばらく待って6時30分過ぎに登山口を出発。いつも登っているチームのペースというものがあるだろうと青空道楽のリーダーにペースを作ってもらい私は最後尾からあまり追いかけないように着かず離れずで付いて行った。20分ほどでザンゲ坂、石を落とさないように慎重に1人ずつ登っていく。ここでは休まず長之助清水で最初の一本。メンバーは長之助氏水の冷たい水を堪能している。私は昨夜の酒の影響に苦しんでいる。アー し・ん・ど!
御田杉を抜け、急な登りを写真を撮りながら滝切合(だまし地蔵)まで足を進め、休憩を取る。ここまで下から2時間、なかなかのいいペースだ。更に地蔵岳山頂でこれから向かう飯豊本山を眺めながら一本入れる。ここから切合小屋まではアップダウンを繰り返しながらの連続だ。まずは目洗い清水を目指し歩く。また登らなければならないのになぜ下るんだろうと思いながらもあっさりと清水まで到着。給水し、オニギリを頬張る。近くのテンバから本山をバックに記念撮影。ここまで来ると本山が随分大きく見えてくる。その後御坪でもう一休みし、種蒔山の沢に着いたのが地蔵岳から歩き出して約2時間。この辺からポツポツと雨が落ちてきた。あれ この3連休予報では晴れだったんじゃないの?え~!
急いで切合小屋に駆け込む。丁度昼時だし しばし休憩。雨足が強くなり、いよいよ今日はここで停滞か?そう思って2Lの赤ワイン出しちゃいましたよ、私バーボンは。柿ピー&レーズンでチビチビやり始めていると「あっECBさん」そこにはなんと合羽がびっしょり濡れた桃パパが居るではありませんか。桃パパはこのまま本山小屋まで行くそうだ。「こちらは天気と相談しながら停滞」と告げ、また呑み始めてしばらくすると青空道楽のリーダーのドゥが「雨上がりそうなので行きましょうか」
気持ちがマッタリしてきて出かけたくなかったが今日は皆さんのお供、行くというのであれば行きましょう。本来の目的は本山と大日岳、当たり前といえば当たり前のことだ。さすがリーダー!
酔ってふわふわした気分で草履塚を詰め、一旦高度を下げる。姥権現でみな手を合わせ記念写真。姥権現といえば小国山岳会の姥権現、ハイジは先月で定年退職をし、今は自由気ままに山を楽しんでいるはずだ。どうぞ皆さん誘ってやってくださいな。
風の強い中慎重に御秘所をパス、いよいよ辛抱の御前坂だ。昼にご飯をちゃんと食べていればいいものを酒なんかで腹を満たしたバーボンはなんか変。御前坂の途中で足が動かないぞ。寒さのせいかと思ったら実はシャリバテ。急いでオニギリを口に放り込み水でごっくん。やっとこ皆さんの後を追っかけた。雨は上がったがガスと風でだいぶ冷える。凍える手で水を補給しに水場まで下りていく。そこで再び桃パパと再会。小屋はだいぶ混んでいるらしい。げげっ満員御礼か~。
小屋に着くと管理人の高橋さんから「もっと早く来いよ、場所ねーぞ」と一括。そんな事言わずに作ってくださいよ。でもちゃんといい場所をもらった。それは風除室。戸を閉めれば完全な個室。4人で寝るには充分だし、なにより宴会の声が外に漏れない。となればまた燃え始める4人。やがて燃え尽きた我々はこうしてその日を終えたのでした。
次の日は朝から快晴。下には雲海が広がり、目の高さよりやや上方に上空の空気と下の空気を分ける線が見える。いよいよこの日は飯豊連峰の最高峰、大日岳を登りに行く。初飯豊の青空メンバーは心ウキウキだろう。なによりこのいい天気、眺めは最高に違いない。荷物をそのまま風除室にデポさせてもらって出発。出口付近で桃パパに挨拶し、高橋さんには「行ってきまーす」 荷物は水、行動食、合羽の上、カメラのみ。飯豊山頂で記念撮影をし快調に駒形山、草月平を進む。約1時間半で御西小屋到着。ここから1人わがままをさせてもらい1人で大日岳を登り、本山小屋で待たせてもらうことにした。3人と一旦別れ御西から大日方面へ駆けていった。荷物が軽いせいもあり、登りワンピッチ1時間で頂上へ。いつも見ている梅花皮小屋を後からながめ、帰路へ。帰りは50分で御西小屋まで。途中青空道楽メンバーとスライド、さらにその後同山岳会のAQLの御一行とスライドし挨拶を交わす。御西小屋でオニギリを頬張り、本山小屋へ。お昼前には何とか小屋まで到着。デポしておいたみんなのザックを小屋の外へ出し、後片付けをしていると小屋の中で同山岳会の川村さんが飲んでるじゃありませんか。高橋さんから「ほら」とプシューの差し入れ。ありがたい、実にありがたい!外で3人で世間話をしながら1時間ちょっと、青空道楽のメンバーが帰ってきた。もらったロング缶2本のうち1本はもう飲んじゃったから残りの1本はメンバーに。それじゃ足りないだろうと高橋さんがもう1本レギュラー缶をくれた。ゴチになります。
この日は次の日の予定を考え切合小屋まで下りる予定だ。荷物をまとめ早速出発。御前坂を下る前に水場辺りで「Takedaさーん」と声をかけられた。「あるく」の小泉さんじゃありませんか。「どもども」とご挨拶。先週の保全作業の様子を見に来たらしい。相変わらず仏のような笑顔で微笑んでくれる。もしかして大日岳から下りて来た大日如来じゃあるまい?
上り返しの草履塚を詰め、切り合の小屋まで2時間弱。小屋はさほど混んではなさそうだ。広めに場所を確保してそれぞれ自由に時間を過ごす。だってまだ3時だもの呑むって訳にはいかないでしょう!でも小国山岳会だったら間違いなく飲んでるな。
4時過ぎから夕食準備。でも昨日予定より呑みすぎて少々アルコールが心もとない。もらってばかりじゃ申し訳ないとロング缶ビールを2本買い込んできたが足りないのは明らか。宴もたけなわというところで切れた、アルコールが切れた。これは一大事と立ち上がったのが紅一点のあきち。女性の強みだろうあっちこっち回って酒を集めている。そして菊水を二缶手にして戻ってきた。でかしたぞ あきち!
女性は得だ。俺が回ったら一般的に世間で言う「無視」だろう。
こうして2日目の夜が過ぎていったのでした。
最終日、雲はあるもののこの日も天気は良さそう。朝7時出発予定で出発したのは7時30分。午前中には下まで下りたい予定だ。目洗い清水まではとりあえず休まずに歩くことに。途中、下から重そうな荷物にドデカイ三脚を持って登ってくる登山者が・・・Ryo君だ。連休最終日を利用して山の写真を撮りに来たんだろう。彼の飯豊の風景写真はなかなかのもんだ。評判がよく、時には売れるらしい。おねーチャン&モノクロ写真専門の私とは大違いだ。きっと物(景色)を見る目が違うんだろうな。その後、御坪のあたりで走るように駆け抜ける高校生集団。最後尾には三島君が・・・キリスト学園の生徒達だ。あいつらはどれくらいで飯豊の本山まで登っていくのだろう。達者ですな!
さて地蔵岳を通過すれば後は下り一辺倒。膝に来るのを堪えながら下山。もう2泊3日の山旅もフィナーレだ。初日雨に僅かに打たれたが恵まれた3日間だった。今度はいつこのメンバーと山歩きをすることが出来るのだろう?そんなことを考えているうちに大日杉小屋到着。予定よりずっと早い11時の到着だった。みんなで飯豊町のしらさぎ荘へ風呂&昼食に。「袖振り合うも何かの縁」と言うが大朝日小屋で会った人たちとこんなに楽しい3日間を過ごせた。神に感謝を捧げながらバーボンTakedaはその夜1人で深酒しました。は・は・は

写 真

今年は中止になった大嵓尾根 来年待ってろよ
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大日岳から梅花皮小屋方面
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大日岳から西大日岳方面
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大日岳から牛首山方面
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大日岳の下山途中に牛首山を振り返る
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大日岳の下山途中から御西小屋方面
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先週の保全作業の現場の一部
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草月平付近から飯豊本山方面
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駒形山から本山
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切合の小屋から本山方面
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本山をバックに青空道楽のメンバー(目洗い清水付近より)
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ザンゲ坂の下りを慎重に
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