2/18冬山合宿
2012/2/18~19 大人の遠足冬山合宿 長井葉山
今回の参加者13名。総括リーダーのホーリー、大人の遠足には欠かせないYayoiちゃん、Aikoちゃん、そして間もなく伴侶となる早内さん、青空道楽メンバーのあきち・たけしくん・太田さん、長井山岳会の金田君、小国山岳会からEHJ・竹爺・私、竹爺を唯一黙らせることが出来るかーちゃん(竹爺の奥さん)、そして小国山岳会になじみが深いナギちゃん。去年参加のDr.まっちゃん、Fumi&Rumi夫妻は今回残念ながらお休み、そういう私も去年は足を骨折してお休み。
7時30分集合場所に着くともう既にほとんどお集まりの御様子。久しぶりに会う青空のメンバーと挨拶を交わす。私が到着して間もなく小国から3名到着、Aikoちゃん、早内君をピックアップしてきたYayoi号が到着、これで全員揃った。今年も登り口まで長井市が誇るレトロン号という大型タクシーで一部乗り合せ。お初の人は実に喜ぶ企画だ。緻密な計画だぜホーリー!
蔵京十文字先の登り口を8時30分に歩き出す。雪深い農道をかんじき・スノーシューを履いて大行列が行進。ん~ これからの盛り上がりが予想できる。小国はこの朝出てくるときにはすごい雪で「今日は中止」と思ったらしい。幸いにも長井はさほど雪は降っておらず落ち着いている。晴れ男・晴れ女が何人いるんだこのパーティーには?
尾根に取り付く前に重量オーバーとの訴えにYayoiちゃんからビール6本を受取る。俺は美人に弱い。しかも若い美人にはめっぽう弱い。それを見越してのYayoiちゃんの言葉にも自分を抑えきれずビールを受取った。なんてことだ~ 年取ってもバカが直んねーじゃん! でも同じ美人でもハイジには強くいけるよ。ちなみにYayoiちゃんは高校時代山岳部でインターハイ準優勝の実力派なのだ。
登る尾根は白兎尾根、ここは葉山の表参道に当たり通常は鳥居がある斜面を登り、尾根に取り付くが雪崩の巣となっているため、その逆側から尾根に取り付く。尾根に取り付いたところでEHJから酒一升半を更に受取る。EHJのザックには26食分の米他様々な食材が入っている。80Lのザックにめいいっぱい詰めたその姿は見るからに重そうで見て見ぬ振りをしていたが、さすがに見ていれず私がかって出た。これで二人は食料ボッカ隊となってしまったのでした。後に私の荷物を確かめるようにザックを持った竹爺は「俺のと たいして 変りね~え~」とたった一言。ご苦労様の一言も無く、不安に心が震える弱った小鳥のような私にそう言い放った。傷つく私を見て勝ち誇ったように冷たい視線で笑っている。「あの人 俺を殺す気だ」と背筋が凍った瞬間でした。唯一「Takedaさん カッコいい!」と言ってくれたあきちの言葉に「俺に任しとけ!」と大声で胸を張るバーボンTakeda、本当に若い美人には弱い そんな わ・た・し・・で・し・た
大場さんのブナまで約2時間で到着。ここで本格的な1本を入れる。時間的には予定通り。ホーリーからサプライズのチョコケーキが配られた。どこまでも緻密なホーリーだぜ。さらにEHJのザックの荷分けを行なう。さすがに強靭な肉体を持つEHJもつらそうだ。荷分けをしてだいぶ減り、楽になったらしいが一度疲れ果てた体は元に戻らない、地獄は続く。幸いしたのは山形県に大雪警報が出ていたにも拘らず、時折見せる青空。これには参加したみんなが大喜び。白く雪をかぶった葉山が青空に輝く。なんともいえない景色だ。それに加え新雪が意外と少なくスネぐらいのラッセルで進んで行けた事。ラッセルが膝上だったら そりゃ修行の世界ですよ。
大場さんのブナからしばらく頑張ると見晴台があり、長井の町並みが望める。カメラを出し思い思いにパチリ。左側には翌日降りる予定の勧進代尾根がよく見える。先頭ラッセルは青空道楽組とホーリー、金田君、そしてパワフル竹爺がやってくれた。私とEHJは後のほうからやっとの思いで付いて行った。みんな元気すぎるのか、はたまた二人が普段からの不摂生で体力が無いのか その答えは決して竹爺に求めたりはしない。なぜなら彼は 彼は私に冷たい罵声を浴びせるに違いない(涙) 想像すると背筋が凍る。
さてこの時期になると全てが埋まってしまい、知らなければ見過ごしてしまう姥石まで来ると稜線までもう少しだ。ただここから稜線までは斜度が若干きつくなる。先頭のラッセル隊も大変だろう。「あと一息」そんなことを考えながら稜線までの登りを詰めていく。稜線から左に若干折れ、水場まで行くと後は小屋まで平坦な林を歩く。ここは荒れて視界不良になるとどこを歩いているか分らなくなる所だ。程なくして小屋到着。丁度5時間で到着。これも予定通り。小屋の煙突の出口をふさぐ雪を払い、ストーブに火を入れ全員揃ってまずは乾杯。乾杯のつもりがお代わりをしてしまうとコップが止まらない。これもいつもの風景。酔いがまわると話がどうも下品になり下ネタ連発の私バーボンTakeda。これもいつもの風景。いつしか「大人の遠足」は「いやらしい大人の遠足」に風変わり。なんて こったい!
いやいや そんな事ばかりしていた訳じゃありません。1時間ほど飲んでからEHJによるアバランチ・ビーコン、プローブの使い方及び雪崩で埋まった人の掘り出し方等の講習会。全員で外に出て一つ一つに耳を傾ける。最後はAikoちゃんを実際に埋めてみんなで掘り出してみた。自分達で埋めたはずなのに掘り出す時はやけに生々しく、そういう現場に出くわしたくないもんだと改めて思う。万が一の場合を考えるとやはり年に1回は必ずやっておきたい訓練の一つだ。小1時間ほどの訓練の後はいよいよ夕食作りに取り掛かる。総料理長の私としては皆さんに喜んでいただきたかった。そして喜んでいただいた それだけで充分です。実際に作業したのは皆さんですけど・・・
お酒の摘みとしては最高の物を用意したつもりです はい!
懇親会の場に入ると竹爺のマシンガントークが止まらない。年のせいか何度も同じ事を言っているので私は言ってやりましたよ。
「くどい!」
竹爺 どんなもんじゃい? へ! へ! へ! これ以上いじると竹爺のブログで日替わりに仕返しされるのでこれ位にしよう。ちなみに標準語のことを竹爺は共通語と言う。ちょっと恥ずかしかったぜ竹爺! へ! へ!へ!
青空のメンバーの内2名が国税局のお役人。社長のホーリーは「すき焼きの肉 お二人さんの大盛りにしてくださーい!」
お役人二人 「ホーリー おぬしも悪よの~ ふっ ふぉ ふぉ ふぉ~」
ホーリー 「へへ~っ これはお車代で・・・」
お役人 「これは 饅頭であろう ホーリー屋」 「へっ おおせの通りで・・・」
宴会の最中 ちょっとしたサプライズがあった。早内君とAikoちゃん来春には入籍するらしい。それに先駆けてイベントが・・・ 知らない間にYayoiちゃんとかーちゃんが小屋の見えない所でケーキを作っていた。そのケーキを「パパパパ~ン♪」の歌にあわせ披露、そして二人によるキャンドルサービス、ケーキ入刀と続く。そして最後は「キッス!キッス!」、カメラのフラッシュが パッ パッ 歓声が「フゥ~ッ! ヒュ~ゥ!」「おめでとう」
いいもんですな若いと言うことは。この年になると めでたい席よりお別れの席に呼ばれることが多いもんですから・・・ Aikoちゃんが人妻かぁ 人妻と言うとだいぶ昔の 日活ポルノ「団地妻 濡れた若草」という名作を思い出す。そういう事かAikoちゃん。もうすぐ人妻になる君に聞いてもらいたい曲がある。それは先日亡くなったホイットニー・ヒューストンの「Always love you」!
超が付く位 盛り上りに 盛り上った宴は登った5時間をはるかに凌ぐ時間を費やし最後はドロのように眠ったのでした。
翌朝起きると夜中のうちにだいぶ天気が荒れたらしく朝一で出かける筈だった八形峰までのお出かけは中止、さらに昨日登った白兎尾根を引き返すことにホーリーが判断し、決定。
と同時に朝飯時間延長が決定。ということは頂くと言うことに。何を? 酒を!
10時小屋を出発し、帰路に着く。だいぶ降ったようだ。膝までのラッセル。これが昨日だったら大変だったろうと胸をなでおろす。それでも下りは速い。サクッと姥石まで到着。ここで一本入れながら小屋掃除のため後で降りてくるホーリーをしばし待つ。僅かな間にホーリーが追いついてきた。ここから全員揃って下山。EHJはスキーで華麗に林をぬって滑走。かっくいいぜ!ナギちゃん昨日つった足も快調。しかしナギちゃんの笑顔は福を呼ぶ笑顔だ。あの笑顔で大きな鯛を持ったら 絶対 恵比寿大黒に似ている。彼女は福の神に違いない。
長井山岳会の金田君も「地下足袋 あんちゃ」というブログを書いているらしい。今度是非拝見させていただきます。かーちゃん・Yayoiちゃん 影のプロデューサーとしてありがとう。あのケーキで一機に盛り上りました。青空道楽メンバーのあきち・たけしくん・太田さんまた山形着てくださいね。早内君・Aikoちゃんまた山小屋でいじり倒すから覚悟しててね。そして、ほんとにおめでとう!
こうして1時30分に車の駐車した場所に無事に全員到着。ほんとに楽しい二日間でした。ホーリーと竹爺と私はまた次の計画を練るため後日飲む事になっています。
追伸: 後日ホーリーに諭されました。 「オヤジたちが動くのは口だけだ!」 返す言葉が見つからない・・・
写 真
ここから歩き始める。いつもより40分ほど多く歩く。 |
青空道楽のメンバー |
大人の遠足の団体様 |
大雪警報が出ていたが天気は落ち着いている |
かーちゃん&Yayoiちゃんは陰のプロデューサー |
かーちゃん&ナギちゃん |
花の女性3人組 かーちゃんとナギちゃんはお局組? |
たけしくん&太田さん |
総括リーダーのホーリー |
晴れ男&晴れ女が大雪警報の空に奇跡の青空を呼んだ |
長井の町並みも見えてきました |
翌日下る予定の勧進代尾根 |
盆地の奥に見えるのが蔵王なのだが分りづらいな |
ようやく稜線に出ました |
翌朝外に出て見ると雪が積もっていました |
竹爺はカメラを離さない |
楽しんでいただけましたか? |
この方が竹爺、俺のザイルパートナーだ。 最近 かよわい俺に厳しいことを・・・ |
常に中央で語り続ける竹爺、足が短いが一応膝は有るようだ |
青空道楽のメンバー あきち |
青空道楽のメンバー たけしくん |
青空道楽のメンバー 太田さん |
無事農道まで帰ってきました |
見えているのは道路標識の上の部分 |