6/9石転び沢
2012/6/9~10 石転び沢~丸森尾根
梅花皮荘から飯豊山壮までの間 車両通行禁止が前日解除になり登山口まで車で行けるようなった。まずは小国駅で青空道楽のあきち・大沢君と合流、その後天狗平に向かう。ここで全員集合、竹爺夫妻・Yayoiちゃん・あきち・大沢君・私バーボンTakedaの計6名。情報では同日新潟山岳会+シミケンさんの11名が早出して同コースを登っているとの事であった。7時30分出発、新緑のブナ林のトンネルを歩きだす。今日は天気予報でも雨マーク、早速ポツリポツリと落ちてきた。カッパを着るが蒸し暑い。温平の堰堤を越えうまい水に着いたのが9時。山菜を摘みながらの楽しい山歩きはこうして始まったのでした。うまい水に着くまでにコシアブラ・アブラコゴミを採取、その先ではウド・アザミ等少々をGet、なんて言ったってここで山菜を採るか採らないかでは上での食事の内容がぐっと違ってくる。なのでちょっとだけ・・楽しみの分だけちょっとだけ・・・
さて、通称「ばばまくれ」を通過すると地竹原から雪渓に乗れる。しばらくはここから雪を踏めそうだが雪渓の様子は日々変化するので最新情報を常に見て雪渓に乗る位置を判断してください。
滝沢の出合、梶川の出合ともまだ穴は開いていません。安定した雪渓です。それにしてもこの日も続く。
なにが?
竹爺の「へらへら節」ですよ!
歩き出した時から青空のメンバーに向けて続く、飯豊の豆知識をふんだんに盛り込んだ竹爺のデビュー曲「飯豊へらへら節」が今日も止まらない。まるで飯豊を知り尽くしたマタギの親方か? のように・・・へらへら へらへら・・
後ろでは か~ちゃんとYayoiちゃんとバーボンで「はじまった はじまった」・・・
石転び出合に着いたのが10時半ちょっと前。食事を取りながら休憩。石転び沢を登る団体の人影が見える。新潟山岳会のメンバーだろう。上部は雲がかかっているが大雨という訳ではなくまずまずのコンディションだ。15分ほど休むと体が冷えてくる。しゅっぱーつ!
竹爺が青空の2名をいいペースで引っ張っていく。青空の2名もぴったりと竹爺について行く。後続は まあそれなりに ついて 行く・・・・ はっきり言うと遅れて 後に続く・・ しかも へらへら 無駄話をしながら・・・ いいじゃん せっかくの石転び沢だもの 楽しんで登ったって!
先では竹爺の「へらへら節」がなおも続いているだろう。1時間で本石転び沢の対岸。ここで一本入れる。
先行組が出発、5分遅れで後続組が出発。こうしてみると5分間の距離は大きい。5分間であんなに先まで行っている。やっぱりペースはゆっくりでも休まず歩いた方が速いという先輩の話は本当だ!さて元気を出して追いかけましょう。45分ほどで北又の出合。ここから先は斜度が急になる。大沢君は雪上訓練を受けているらしく、雪渓が初めてというあきちの後ろに付いてもらってヘルプしながら、竹爺がコース取りをする形で登ってもらった。相変わらず竹爺にぴったりと付いて登っていく。たいしたもんだと残り3人おにぎりを食べる。やや北又側に寄る感じで登ると登りやすいのですが、登りやすいコースは転がり落ちる石も集まりやすいので気を付けましょう。2時梅花皮小屋到着。2階では少し前に着いたばかりのはずなのに早速新潟山岳会のメンバーは宴会に入ってましたよ。
竹爺が外回りの仕事をしている間に残ったメンバーで食事の準備、竹爺が戻ってきた段階で我々も乾杯。飲むほどに竹爺の「飯豊へらへら節」は加速度を増し、ついには新潟山岳会のメンバーと合流しながら 「飯豊連峰 大へらへら節」 になったのでありました。私は酒を楽しむように静かに飲んでましたよ。竹爺がこの先反論し、なんと言おうと静かに飲んでました!
夜は更け、酒も飲むだけ飲んで倒れるように就寝。
翌朝、5時起床。昨日からの雨はまだ上がっていない。朝食はコシアブラご飯と山菜汁&ちくわ・ソーセージののてんぷら。美味い!実に美味い朝食でした。後片付けの後、全員で掃除をして まずは新潟山岳会のメンバーが出発。追うようにして我々6名も出発。帰りのルートは2組とも丸森尾根を下山予定。約30分で北又岳山頂、新潟山岳会に追いつく。相変わらず小雨交じりの風。北又岳をギルダ原方面に降りていくとハクサンイチゲが花盛りだ。シラネアオイもぽつぽつと咲いている。黄色い小さな花はミヤマキンポウゲだろうか、飯豊を彩る花たちを眺めながら足を進めるとガスがようやく切れ始めた。みんなカメラを出してパチリ&パチリ。
約1時間30分で門内小屋着。門内小屋で新潟山岳会をパスして扇の地紙に足を進める。程無くして着。扇の地紙の下の標柱はまだ雪の下だ。わずかに立ち休みして地神山を目指す。扇の地紙から地神山までは大きく二こぶ越えていく。地神山山頂前の風の当たらない鞍部で食事タイム。一本入れて出発、地神山頂をパスし、北峰に向かう。北峰から丸森峰まで雪の上を歩くがこの時期ホワイトアウトするとコースを間違えやすい。その点では扇の地神から梶川峰までも同様に間違えやすい。地図とコンパスまたは地図付きのGPSは必須と考えてください。丸森峰を過ぎると どどーんと急降下。掘れた登山道をぐんぐん高度を下げていく。はぼ夏道が出ているので間違えることはないと思います。夫婦清水は雪の中です。腕時計の高度計が1120を指していたのでもう少し下かとも思ったのですがやはり雪の下が夫婦清水です。よって丸森尾根を登る際は水場がありません。もっとも梶川尾根の五郎清水も雪の下で使えないでしょう。両尾根とも水は下で十分用意した方が無難なようです。天狗平の駐車場に着いたのが2時30分。今回も充実した山歩きを堪能しました。私を除く5名は風呂を浴びて帰るようで皆さんとはここでお別れ。私はこの日からオープンする小国クライミングクラブの新ウォール(叶水小中学校体育館)に顔を出すために一足先に失礼させていただきました。
家に帰ってからは?
農作業ですよ。点検してあちらこちらを見て回ると ありゃー!アブラムシがいっぱい! 明日の早朝は消毒だなこりゃ
写 真
出発前 天狗平駐車場で準備をするメンバー |
まるで映画館のスクリーンのような温平堰堤から流れ落ちる水 |
いよいよ登山道に入ります |
うまい水二つ前の沢は雪で埋まって下の沢まで一直線 |
なのに この余裕のあきち |
うまい水で一休み 女性陣3名 |
地竹原から雪渓にのります |
青滝の大石は周りが開いてきました 要注意です |
石転び沢に入りました 竹爺が青空のメンバーをいいペースで引っ張ります |
後ろは若干 遅れ気味 |
でも余裕のふたり |
北又の出合いで一休みです |
二人は落ちた大きな石の上で休んでます ガスで視界が悪い時は絶対 禁ですよ |
最後の急登をつめるYayoiちゃん&か~ちゃん |
今日の夕食はスタミナざる中華超大盛6人前 |
新潟山岳会のみなさん |
左から大沢君・あきち・Yayoi嬢 |
この方こそが来月コロンビアレコードからデビューする「へらへら竹太郎」 デビュー曲は「飯豊へらへら節」! |
翌朝は雨が上がらず あいにくの天候です |
梅花皮小屋を振り返るが視界不良 |
北又山頂で写真を撮るも雨でこの通り |
お花越しに二つ峰 |
門内小屋に到着 |
ガスが切れたり またかかったり カメラは常にスタンバイ |
この時期の飯豊のお花 |